5609 日本鋳造
日本鋳造 株価・ニュース
日本鋳造 株価・配当情報(α)
※ こちらのデータはα版です。網羅性・正確性に欠ける場合がございます。
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日本鋳造 企業概要
日本鋳造株式会社は、鋳造関連事業を単一セグメントとして展開しており、素形材事業とエンジニアリング事業を主な柱としています。1920年に創業し、造船向けの鋳造品製造から始まり、その後、ロールや圧延工具、橋梁用強化支承などの製造へと事業を拡大してきました。 素形材事業では鋳鋼・鋳鉄品などの製造を行い、エンジニアリング事業では橋梁用支承や落橋防止装置などの設計・製造を手掛けています。特に、高速道路やモノレール軌道向けの支承、建築用柱脚の受注が好調に推移しており、新商品開発にも注力しています。金属3D積層造形品などの高機能・高付加価値な製品を提供し、競争力を確保しています。 事業環境の変化に迅速に対応し、持続的な発展を目指しており、サステナビリティへの取り組みも重要な経営課題として位置づけています。具体的には、システム刷新による業務効率化、カーボンニュートラルへの挑戦、人材確保・育成などを推進しています。女性活躍推進法に基づく行動計画にも取り組んでおり、育児休業の取得促進や所定外労働時間の削減に努めています。 近年、原材料価格や電力料の変動、為替レートや金利の変動といった様々なリスクに直面しており、それらへの対策を講じています。原単位の削減や安価な原料への切り替え、販売価格の改善、海外OEMによる調達など、コスト削減策を実施しています。財務面では、借入金の削減や借入先の分散、長期借入金の比率最適化を図るとともに、棚卸資産の圧縮により資金効率化を進めています。 また、ドイツのフリードリッヒマウラーゼーネ社から橋梁用伸縮装置の製造技術を提供され、技術導入契約も行っています。 組織体制としては、取締役会が経営の意思決定と業務執行の監督を行い、監査役会が職務執行状況を監視する体制を構築しています。社外取締役や社外監査役を登用し、経営の透明性と健全性の確保に努めています。