6005 三浦工業

三浦工業株式会社は、「熱・水・環境の分野で、環境に優しい社会、きれいで快適な生活の創造に貢献します」を企業理念とする企業グループです。エネルギーの有効利用や環境関連分野で独自の技術力をもって製品やサービスを創出することを目指しています。同社は1927年に創業し、精麦・精米機の製造・販売から始まり、その後ボイラ製造へと事業を拡大しました。1981年には、ミウラ産業株式会社を吸収合併し、現在の三浦工業株式会社となりました。 主な事業としては、ボイラ及び関連機器の製造販売、メンテナンスが挙げられます。具体的には、小型貫流ボイラや関連機器、舶用ボイラ、各種圧力容器などを扱っており、これらの機器は、国内だけでなく海外にも販売されています。また、水処理装置、食品機械、メディカル機器などの製造販売も行っており、幅広い分野で事業を展開しています。特に、水処理システムは省エネルギー、脱炭素、節水に貢献する製品として提案を強化しており、メディカル分野では、減圧沸騰式洗浄器のモデルチェンジを行い、自動管理システムや無人搬送システムなど、労働力減少に対応した製品開発を進めています。食品機械分野では、冷媒規制に対応した冷水装置や、自動調理が可能な加熱釜・ニーダーなどのラインナップを拡充しています。 同社は、国内市場においては脱炭素社会の実現に向けたクリーンな熱供給に注力し、顧客視点でのトータルソリューション提案を推進しています。海外市場においては、各国の状況に合わせた営業活動を行い、環境規制や環境負荷低減に対応したボイラの提案、新規顧客開拓、省エネ提案営業の強化に努めています。また、メンテナンス事業では、人材育成に注力し、有償保守契約の取得件数増加や再契約率向上を目指しています。これらの事業活動を通じて、同社は「お客様との信頼関係をベースに一つでも多くの製品・サービスの提供を通じてお客様と持続的につながり続ける会社」の実現を目指しています。