6022 赤阪鐵工所

株式会社赤阪鐵工所は、1934年に設立され、舶用内燃機関やその部品、産業・土木機械の製造販売および修理工事を行っている企業です。創業は1910年に遡り、船舶用焼玉機関の修理を開始したことから始まりました。東京証券取引所スタンダード市場に上場しており、2024年3月期の売上高は79億3400万円、経常利益は3100万円を計上しています。 同社は、舶用内燃機関の製造・販売に強みを持ち、また部分品の販売や修理工事も行っています。近年では次世代燃料エンジンの開発や自動運航船の実用化に向けたシステム開発に注力しており、持続的な成長を目指しています。さらに、バイオディーゼル燃料（BDF）の製造事業など新規事業も展開し、企業価値の向上を図っています。 また、同社は多様な人材の確保と育成に力を入れており、外国籍社員や障がい者の雇用促進を行っています。ワークライフバランスを重視し、残業時間削減や有給休暇取得推進に取り組んでいます。さらに、健康経営に注力しており、健康経営優良法人として認定されています。 リスク管理にも力を入れており、事業に関連するリスクを適切に管理しています。主要なリスクとしては、船舶の受注量の変動、原材料・資材の調達、気候変動に伴う環境規制や自然災害、品質管理、人的資源、感染症、情報セキュリティ、国際情勢などが挙げられます。 同社の研究開発は、主に内航船舶向けにGX技術（ゼロエミッション化）とDX技術（船舶の自動運航化）の開発を進めており、環境規制に対応した製品の開発も行っています。 株主への安定配当を継続する方針を採っており、2024年3月期には1株当たり30円の配当を実施しました。