6138 ダイジェット工業

ダイジェット工業株式会社は、超硬工具の製造を起源とし、1938年に小林鉱業株式会社の内地事業所としてスタートしました。その後、1950年に百年工業株式会社として改組し、1954年に現在のダイジェット工業株式会社へと商号を変更しました。同社は、合金から切削工具・耐摩耗工具までを社内で一貫して製造するメーカーであり、顧客ニーズに対応するため、開発・製造・販売の各部門が共同して製品を提供しています。経営理念として「経営は創造である」を掲げ、独創的な技術開発と人材育成を重視し、産業界の創造的な製品や新素材の出現、加工技術の進展に追随できる情報収集力と技術力を備え、本業による収益向上を目指しています。具体的には、切削工具と耐摩耗工具を製造しており、切削工具では、金型業界向けの「ＳＫＳエクストリーム ＥＸＳＫＳ０５形」や、航空機産業やEV化で需要が増加しているアルミ加工向けの「エアロチッパーミニ ＭＡＭ形」などを販売しています。また、耐摩耗工具では、独自の開発材料であるサーメタルを使用し、従来では対応できなかった領域で成果を上げています。同社は、これらの製品を通じて、顧客のリードタイム短縮や加工コスト低減に貢献することを目指しています。