6255 エヌ・ピー・シー

株式会社エヌ・ピー・シーは、太陽電池製造装置、FA装置、太陽光パネル解体装置の製造・販売を行い、環境関連サービスも提供している企業です。1992年に真空包装機の製造販売を目的に設立されましたが、現在は太陽光発電関連事業を主軸として展開しています。 主な事業内容には、以下の分野が含まれます。 太陽電池製造装置では、米国を中心に高性能で高効率な太陽光パネル製造装置を提供しています。また、次世代型太陽電池の製造装置の開発も行い、技術力の向上に努めています。 FA装置では、電子部品業界や自動車業界向けに組立装置、検査装置、搬送装置などの自動化装置を提供しています。特に真空貼合せ装置（真空ラミネーター）などを展開し、精度と効率を重視した製品を提供しています。 太陽光パネル解体装置では、産業廃棄物処理業者向けに、太陽光パネルを部材ごとに分離・解体する装置を提供しています。ホットナイフ分離法という特許技術を使用し、リサイクル効率を高めることができる装置を開発しています。 部品では、同社の装置に必要な予備部品や消耗品を販売しています。 環境関連サービスでは、太陽光発電所の検査サービス、太陽光パネルのリユース・リサイクル、植物工場ビジネスを展開しています。検査サービスでは、独自のI-V検査やEL検査を行い、パネルの性能チェックを実施。リユース・リサイクルでは、使用済みパネルの回収・販売や解体処理も行っています。また、植物工場では、LED照明を使用した水耕栽培でレタスなどの生産を行っています。 同社は、太陽光発電の持続可能な普及に貢献することを目指し、環境問題の解決にも注力しています。さらに、事業の多角化を進め、変化に強い企業として成長を目指しています。2025年8月期には、売上高10,925百万円、営業利益2,069百万円、親会社株主に帰属する当期純利益1,549百万円を目標に掲げています。