6322 タクミナ

株式会社タクミナは、1956年に山彦産業として創業し、1966年に日本浄水設備工業株式会社として設立された会社を前身とする。主に高性能ソリューションポンプ、汎用型薬液注入ポンプ、ケミカル移送ポンプ、計測機器・装置、流体機器、ケミカルタンクの製造及び販売を行っている。これらの製品は、環境保全、水処理、ケミカル、電子材料、滅菌、食品、医薬などの幅広い分野で使用されている。特に、高精密等速度カムによって複数のダイヤフラムの動きを精密に制御し、無脈動、定量、高精度な送液を実現した「スムーズフローポンプ」は、同社のコア技術となっている。 同社グループは、株式会社タクミナ（当社）及び子会社2社、関連会社1社で構成されている。同社の製品は、C（積層セラミックコンデンサ）やフィルム業界のプロセスにおいて高い評価を受けており、滅菌・殺菌等のインフラ関連市場でもブランド認知が浸透している。また、海外市場での販売強化にも注力しており、米国、韓国、中国、その他のアジア地域において、人員増強や代理店の拡大を進めている。さらに、海外規格に対応したカスタマイズ製品の開発にも積極的に取り組んでいる。 研究開発においては、「流体ソリューションセンターLABⅡ」を設置し、高度な流体分析を可能にすることで、顧客の課題解決に貢献している。大学・企業や研究機関との連携を強化し、「スムーズフローポンプ」による流体に関する課題解決の提案を加速させている。また、顧客に密着したサービスを提供するために、営業部門と技術部門が一体となった体制を構築している。