6356 日本ギア工業

日本ギア工業株式会社は、1938年に晴山自動車工業株式会社として設立され、歯車製造に専念した後、1954年に現社名に変更されました。歯車装置メーカーとして、歯車製造技術を基礎に、減速機、バルブ・アクチュエータ、ジャッキなどの分野へ事業を拡大し、米国メーカーとの技術提携により製品の多様化を図り、現在に至ります。 主な事業は、「歯車及び歯車装置事業」と「工事事業」の2つに分かれます。歯車及び歯車装置事業では、バルブ・アクチュエータ、ジャッキ、その他増減速機、歯車を製造・販売しています。工事事業では、販売した歯車装置のメンテナンスや、発電所向けの工事などを実施しています。 同社は、品質、コスト、納期、アフターサービスの競争力強化を経営戦略の基本方針としており、特に経常利益と当期純利益を重要な経営指標として重視しています。また、新製品開発、電子式アクチュエータの販売強化、海外市場への販売を推進しています。 近年では、環境ISO14001の認証取得や、リミトルクの国際規格整合の水素防爆検定を取得するなど、環境への配慮や製品の安全性の向上にも取り組んでいます。さらに、DX化の促進や自社開発力の強化にも注力しており、株主への利益還元も重視して、安定的な配当の継続を基本方針としています。