6505 東洋電機製造

東洋電機製造株式会社は、1918年6月20日に設立された、鉄道車両用電気機器の国産化を目的とした企業を起源としています。 大正初期の日本では、鉄道車両用電気機器のほとんどが輸入に依存していたため、英国のディッカー社と技術提携を行い設立されました。設立当初の資本金は300万円でした。その後、1949年5月に東京証券取引所に株式を上場しています。 同社は、交通事業、産業事業、およびICTソリューション事業を主な事業セグメントとして展開しています。交通事業では、鉄道車両用電機品やバス用電機品などの製造・販売・アフターサービスを行っています。産業事業では、電動機の製造や、製品・部品の販売、保守サービスを提供しています。また、ICTソリューション事業も展開しており、情報通信技術を活用したソリューションを提供していることが伺えます。 同社は、国内外に複数の子会社を持っており、中国にも事業展開をしています。主な子会社には、泰平電機㈱（戸閉装置の製造）、東洋産業㈱（製品・部品の販売・保守サービス）、㈱ティーディー・ドライブ（電動機の製造）、東洋商事㈱（人材派遣）、洋電貿易（北京）有限公司（交通事業の営業・アフターサービス）、常州洋電展雲交通設備有限公司（バス・鉄道車両用電機品の部品製造）などがあります。 同社の従業員数は、連結ベースで1,147名（臨時雇用者数133名）であり、提出会社単体では791名（臨時雇用者数77名）です。