6566 要興業

株式会社要興業は、「環境保全と循環型社会に貢献する企業であること」を企業理念に掲げ、廃棄物の収集運搬や処分、リサイクルを中心とした事業を展開している。総合廃棄物処理事業を単一セグメントとしており、事業は収集運搬・処分事業、リサイクル事業、行政受託事業の三つに分類される。 収集運搬・処分事業では、主に東京23区内の事業所から排出される産業廃棄物や事業系一般廃棄物の収集、運搬、処分を行っている。可燃ごみや段ボール、古紙などの一般廃棄物に加え、ビン、缶、ペットボトル、粗大ごみといった産業廃棄物にも対応し、幅広い品目を取り扱う。事業の運営には多数の車両とドライバーが関わり、安定した処理体制を確立している。 リサイクル事業では、リサイクルセンターに運び込まれた古紙やビン、缶、ペットボトル、粗大ごみを選別、破砕、圧縮、梱包し、資源化を進めている。段ボールや一部の機密書類については専用車両を用いて回収し、古紙業者への売却や製紙工場への直接納入を行い、再利用を促進している。 行政受託事業では、自治体からの委託を受け、家庭廃棄物の収集や処理を担っている。事業の運営にあたっては、廃棄物処理法に基づき、一般廃棄物と産業廃棄物の両方を適切に取り扱っている。事業系一般廃棄物と12種類の産業廃棄物を収集運搬・処分事業で扱う一方、家庭廃棄物は行政受託事業のもとで処理し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを続けている。