6579 ログリー

ログリー株式会社は、ビッグデータ解析技術を基盤としたネイティブ広告プラットフォーム事業を展開しています。主なサービスとして、ネイティブ広告配信サービス「LOGLY lift」を提供しており、これが収益の大部分を占めています。広告は、媒体コンテンツに一体化するネイティブ広告を中心に、ディスプレイ広告、ビデオ広告、リスティング広告、メール広告、タイアップ広告など多様な形式が展開されています。ネイティブ広告の表示方法としては、インフィード広告とレコメンドウィジェット広告の2種類を採用しています。 また、メディアサイトのユーザー定着と増加を支援するツール「Loyalfarm」、ユーザー分析DMPサービス「Juicer」なども提供しており、これらのサービスは同社の付加価値を高めています。 同社は2006年5月に設立され、2018年6月に東京証券取引所マザーズ市場に上場しました。2023年6月21日付で、ログリー・インベストメント株式会社の全株式を譲渡しました。従業員数は42名で、平均年齢は34.3歳、平均勤続年数は5.3年です。 インターネットプライバシー保護の高まりに対応するため、同社はcookie等の取扱いに関する技術環境の変化に対応する技術開発を進めており、Google, Inc.などの動向を把握し、技術情報をいち早く入手しています。そのうえで、独自の技術を開発することにより、自社サービスの先進性やユニーク性を確保しようとしています。 広告主の広告予算は年度後半に偏る傾向があり、同社の売上高と営業利益も下期に偏重する傾向があります。事業活動の維持拡大に必要な資金は市場または金融機関より調達し、調達した資金を成長性向上に活用する方針です。