6662 ユビテック

株式会社ユビテックは、1977年にタウ技研株式会社として設立され、オフィスコンピューターの開発から事業をスタートしました。その後、新日本製鐵（現在の日本製鉄）の子会社やインターネット総合研究所の子会社を経て、現在はオリックス株式会社が親会社となっています。2005年には、大阪証券取引所ヘラクレス市場（現在の東京証券取引所スタンダード市場）に上場しました。 主な事業内容は、IoT事業、製造受託事業、開発受託事業の3つです。IoT事業では、センサー搭載通信端末機器、サーバーアプリケーション、クラウドサービス、Webアプリケーション受託開発、IoTインフラの構築・運用・保守など、ハードウェア、ソフトウェア、ネットワークを統合したソリューションを提供しています。特にカーシェアリング車載機に注力しており、アルコールインターロック機能など、安全運転支援サービスを提供しています。製造受託事業では、医療業界向けの咬合力計測機器用回路基板の販売を行っています。以前は紙幣鑑別センサーモジュールが主力製品でしたが、市場環境の変化により需要が減少しています。開発受託事業では、組込み型ソフトウェアの受託開発やシステム開発、人材派遣などを行っており、子会社のユビテックソリューションズが主に担当しています。 最近では、中期経営計画「ユビテック4.0」に基づき、事業やエクスパティーズの転換と定着を進めており、各事業間の連携を強化して、付加価値の高い健康・安全支援サービスへの進化を目指しています。 また、同社は環境への配慮を重視しており、オフィスでの電力使用量や紙使用枚数の削減目標を設定しています。さらに、人材育成にも力を入れ、女性管理職比率の向上を目指しています。