6721 ウインテスト

ウインテスト株式会社は、1993年8月に横浜市で創業し、半導体検査装置事業を主な事業内容としています。創業当初、自動検査装置WTS-101Aの開発を開始し、1995年に資本金10,000千円で法人化されました。その後、初代の販売装置WTS-103Cを開発し、事業を拡大しました。2003年には、ベストセラー機となるWTS-311を開発し、同年9月には東証マザーズ市場に上場しました。2022年4月には、東京証券取引所の市場区分見直しによりスタンダード市場へ移行しています。 同社は、イメージセンサー、ディスプレイ（アレイ）、ディスプレイドライバICなどの検査を特化的に行う半導体検査装置事業に注力しています。以前はファブレス企業として活動していましたが、技術蓄積の重要性から2019年に大阪事業所を開設し、製造工場も設立。さらに、2020年1月には中国武漢市に製造拠点を設け、国際的な展開も進めています。 ウインテストは、低消費電力動作を実現したWTS-577シリーズを開発し、CO2削減にも貢献しています。イメージセンサー検査では、業界最大の画素検査能力を持つWTS-311NXや、小型センサー向けのWTS-377シリーズなどを提供しており、TOF（Time of Flight）検査にも対応。また、アレイ検査では、高速応答する画素回路や周辺回路の電気的検査が特徴です。