6753 シャープ

シャープ株式会社は、複数の事業分野を展開しています。具体的には、スマートオフィス事業ではオフィス関連ソリューション・サービスやソフトウェア、パソコンを取り扱い、ユニバーサルネットワーク事業ではテレビ、ブルーレイディスクレコーダー、オーディオ機器、携帯電話機、タブレット端末などを提供しています。さらに、ディスプレイデバイス事業ではディスプレイモジュールや車載カメラを、エレクトロニックデバイス事業ではカメラモジュール、センサーモジュールを取り扱い、スマートライフ＆エナジー事業では冷蔵庫、洗濯機、エアコンなどの白物家電や太陽電池、蓄電池を取り扱っています。 また、シャープは日本国内のみならず、世界各地で事業を展開しており、各地域の景気動向や他社との競合、製品の需要動向、原材料供給状況、価格変動などが業績に影響を与える可能性があります。加えて、グローバルなサプライチェーンの中で調達先の業績悪化、M&A、自然災害、世界情勢の変化、労務費や原材料価格の高騰、人権・環境問題などにも対応する必要があります。 シャープは、技術革新への対応に重点を置き、研究開発に注力しています。例えば、通信技術分野ではローカル5Gシステムの開発を進め、多数の通信規格特許を保有しています。加えて、知的財産権の取得や保護にも力を入れ、第三者の知的財産権を侵害しないよう適切な対策を講じています。 さらに、同社は人材育成にも注力しており、従業員の能力向上を目的とした研修プログラムやeラーニング環境の提供を行っています。また、女性管理職の比率向上や障がい者雇用率の維持・向上にも取り組んでおり、多様な人材が活躍できる職場環境を作ることを目指しています。 親会社である鴻海精密工業との連携を強化し、事業の効率化や売上・利益の拡大を目指すとともに、非支配株主の利益にも貢献することを目標にしています。