6785 鈴木

株式会社鈴木は、1933年に個人経営の鈴木製作所として創業し、1974年に株式会社スズキ精機と合併して現在の株式会社鈴木となりました。主な事業内容は、金型、部品、機械器具の製造・販売です。 金型事業では、コネクタコンタクトの順送型やリードフレーム加工用の金型、精密モールド金型などを製作しています。部品事業では、主にスマートフォン関連部品、産業機器向け及び半導体関連部品、自動車電装部品などを製造しています。機械器具事業では、自動連続圧着機や電子部品の装着装置、高速接着剤塗布機、ディスペンサー装置などを開発・製造しています。 同社は長野県須坂市に本社工場を構え、製造拠点も同地域に集中しています。また、海外にも子会社を持ち、グローバルに事業を展開しています。特に、S&Sコンポーネンツ㈱と鈴木東新電子(中山)有限公司は、連結売上高の10%を超える売上を占めています。 近年では、環境変化に対応するために、省力化装置や合理化装置、精密加工設備、自動機器事業の新工場建設などに投資しています。また、技術革新に対応するために、研究開発にも力を入れており、特にディスペンサー装置の機能強化や高機能絞り部品、微細ピン部品の金型技術開発に注力しています。 同社は、株主への利益還元を重要課題としており、業績に応じた安定的な配当を行うことを基本方針としています。また、コンプライアンス体制の強化やリスク管理体制の整備にも取り組んでおり、企業倫理の徹底と法令遵守を重視しています。