6822 大井電気

大井電気株式会社は、情報通信機器の製造販売とネットワーク工事保守を主な事業とする企業グループで、親会社である大井電気株式会社と5つの子会社から構成されています。情報通信機器製造販売事業では、光伝送システム、セキュリティ・監視システム、リモート計測・センシングシステム、無線応用システムなどの関連機器を製造販売しています。オオイテクノ㈱は、関連機器のソフトウェア製造販売や、大井電気製品に用いるソフトウェアの製造を受託しています。 ネットワーク工事保守事業では、主に日本フィールド・エンジニアリング㈱と日本テクニカル・サービス㈱が、情報通信設備の据付や保守サービスを提供しています。 大井電気株式会社は1950年1月に設立され、当初は搬送装置を中心とする通信機器の製造販売を行っていました。その後、1960年に横浜市港北区に本社を移転し、1963年には三菱電機㈱が株式を取得しました。1960年代にはポケットベルを開発し、1980年代には福岡や札幌に営業所を開設するなど、事業を拡大してきました。 近年では、スマートメーター関連事業の拡大や、5Gインフラ向けの光波長多重伝送装置（OTN-PF）事業の展開に注力しています。2025年には電力会社で第2世代スマートメーターの導入が開始されることに伴い、関連事業のシェア拡大を目指しており、ガス・水道向けスマートメーター関連事業への参入も進めています。また、5Gインフラ整備に伴う基地局工事の増加が見込まれており、多種多様な設備の調査・設計から施工、保守まで一貫して実施することで安定成長を目指しています。 大井電気グループは、グループ間のシナジーを発揮し、事業規模と利益の拡大を図ることを基本方針としています。