6957 芝浦電子

株式会社芝浦電子は、サーミスタ技術を中核とする半導体部品および関連製品（温度センサ、湿度センサ、湿度計、温度制御器など）の製造販売を主力事業として展開しています。1953年に東京都北区で創業し、亜酸化銅整流器を中心に、サーミスタやSiCバリスタの製造を開始しました。1962年には現在の社名に変更し、1963年に旧株式会社芝浦電子製作所を吸収合併しました。 同社は、日本国内のみならず、アジア（主に中国、タイ）、ヨーロッパ、アメリカなど、グローバルに事業を展開しており、複数の連結子会社を持ちます。タイや中国には製造販売拠点があり、香港、韓国、ドイツ、アメリカには販売拠点を構えています。 同社の製品は、ホームアプライアンス、オートモーティブ、インダストリアルなどの幅広い分野で使用され、特に自動車用排気ガス浄化装置や家庭用燃料電池の温度制御、ハイブリッド車・電気自動車向けセンサなどに注力しています。また、赤外線温度センサやバッテリー用温度センサ、調理器用表面温度センサなど、多様なセンサの開発を行っています。 芝浦電子は、技術力、生産力、販売力の強化に努め、顧客のニーズに迅速かつ柔軟に対応することを目指しています。環境保全や省エネルギーにも貢献し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを行っています。また、社員一人ひとりが成長できる企業風土を醸成し、人材育成にも力を入れています。