6965
浜松ホトニクス
浜松ホトニクス オルタナティブデータ
浜松ホトニクス 株主総会議案データ
浜松ホトニクスについて
強み
浜松ホトニクスの強みは、光に関する全ての要素技術を自社で保有し、受光・発光の両面で世界トップクラスの技術を持っていることです。長年にわたる研究開発により、光の未知未踏領域に挑む基礎研究を強化しており、これにより、革新的な光センサや量子センサなどの新しいデバイスを開発しています。また、市場トレンドの熟知、顧客との強固なネットワーク、高い市場シェアも強みとしており、既存市場での着実な成長を可能にしています。さらに、社内技術を融合し、優位性のある新規デバイスを組み合わせた高付加価値モジュールの提供を推進しています。2021年には、ファイバーレーザに強みを持つエヌケイティ・ホトニクス・エイ・エスを買収し、レーザ技術をさらに強化しました。この買収により、受光技術と発光技術のシナジー創出が期待され、新規市場での成長を加速させています。中央研究所では、基礎研究から新市場創出への取り組みを強化しており、長期的な視点での技術開発を推進しています。
弱み
浜松ホトニクスの弱みとしては、まず、光の本質が未だ完全に解明されていないため、自社で解決しなければならない問題が多く存在することが挙げられます。もし、自社が光の本質に関する新たな知識を獲得できなかった場合、あるいは他社によって新たな光に関する技術的な発見があった場合には、現在の市場さえも失う可能性があると認識しています。また、研究開発投資が必ずしも将来の売上高や収益向上に結びつかない可能性があり、将来の業績や成長見通しに大きな影響を及ぼすリスクがあることを認識しています。海外展開においては、進出国における政治不安、経済情勢悪化、法規制、労使関係、人材確保のリスク、さらにはテロ、戦争、疾病などの社会的混乱による事業遂行への影響も懸念されています。さらに、事業活動を通じて保有する重要情報の漏洩リスク(ネットワークウイルスの感染やサイバー攻撃など)も、事業遂行上の悪影響を及ぼす可能性があります。これらのリスクに対して、情報収集やセキュリティシステムの導入などの対策を講じていますが、根本的な解決には至っていない可能性があります。