7063 Ｂｉｒｄｍａｎ

株式会社Birdmanは、顧客のブランド価値向上を目指し、マーケティング・トランスフォーメーション事業（MX事業）と、新たなエンターテイメントの形を創出するEX事業を主に展開している。MX事業では、企業や商品のブランド構築を支援するため、さまざまなサービスを内製化し、多様なソリューションを一括で提供している。EX事業では、クリエイティブやデジタル技術を活用し、新進気鋭のアーティストやクリエイターと協力しながら新しいエンターテイメントの形を模索している。 しかし、MX事業では大型案件の受注や新規案件の獲得が減少し、EX事業ではイベント開催によるチケット収入が減少した結果、業績が大幅に悪化している。さらに、初期費用や品質維持費の増加、資本増強に伴う一時的な費用負担、減損損失、貸倒損失などが重なり、業績悪化を一層深刻化させた。この結果、2,085,456千円の売上高に対し、1,840,223千円の営業損失、2,021,554千円の経常損失、3,028,783千円の親会社株主に帰属する当期純損失が発生し、1,446,953千円の債務超過が生じている。また、資金繰りにも懸念が生じており、継続企業としての前提に重要な疑義が生じている状況である。対応策として利益確保体制の強化や資金調達を実施しているものの、その効果は不透明であり、継続企業としての前提に関する重要な不確実性が指摘されている。