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アストマックス


決算月:
3月
業種:
投資顧問
Note

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プレミアムプラン

27,500 円(税込)/


株価指標(β版)

前日終値 (06/11 時点)235.00(+4)
PER(予)-
PBR(実)0.57
ROE-2.8 %
ROA-0.98 %
時価総額3,093 百万円

アストマックス オルタナティブデータ

従業員数

データ粒度:month

従業員数


従業員数

データ粒度:month

従業員数(子会社を含む)


アストマックス 株主総会議案データ

アストマックスについて

強み

アストマックス株式会社の強みは、総合エネルギー事業を中心に多角的な事業展開を行い、金融や市場取引で培ったノウハウを活かした事業運営にあります。具体的には、以下の点が挙げられます。 再生可能エネルギー事業における実績と知見として、太陽光発電所の開発・運営で培ったノウハウに加え、地熱発電事業にも積極的に取り組んでおり、再生可能エネルギーの導入拡大に貢献しています。2030年までに年間66,000トンのCO2削減を目標としています。 電力取引に関する高い専門性を有し、電力卸売販売や、小売電気事業者向けの顧客管理や需給管理などの代行サービスを提供しています。電力市場の動向を的確に捉えた事業運営が可能です。 小売電気事業においては、2020年から参入し、特に高圧・特別高圧市場において顧客数を急速に拡大しています。この拡大により、電力販売量の増加が実現しています。 アセットマネジメント事業においては、ベンチャーキャピタルファンドや再生可能エネルギーファンドの運用を行い、多様な投資ニーズに対応できる強みがあります。 ディーリング事業では、国内外の市場で商品先物や株価指数先物などの取引を行い、市場変動リスクを管理しながら収益機会を追求しています。 中期ビジョンに基づく事業変革では、2025年までに総合エネルギー事業会社への変革を加速させ、アセット型事業からノンアセット型事業への移行を目指しています。特に、蓄電池事業の拡大や地域電力設立支援、小売電気事業者向けマネジメントサービスの拡大に注力しています。 リスク管理体制の強化にも注力しており、市場取引、信用、流動性リスクに加え、セキュリティや自然災害リスクにも対応して、事業継続性を確保しています。 サステナビリティ経営を推進するため、サステナビリティ委員会を設置し、気候変動などの重要課題に取り組んでいます。環境・社会・経済の三つの観点から持続可能な状態の実現に貢献しています。 組織体制と人材育成では、適材適所の人材配置と業務効率の向上を重視し、DX推進のためのシステム人材の拡充にも取り組んでいます。 これらの強みを活かし、電力サプライチェーン全体をカバーする総合エネルギー事業会社としての地位を確立することを目指しています。

弱み

アストマックス株式会社の事業における弱みとして、以下の点が挙げられます。 外部環境への依存があり、商品先物市場や金融市場の動向、電力価格の変動、政府のエネルギー政策などが業績に大きな影響を与える可能性があります。特に、電力価格の高騰や出力抑制の拡大は収益に悪影響を及ぼすことがあり、これらの外部要因はコントロールが難しいです。 再生可能エネルギー事業にはリスクが伴います。太陽光発電事業では、出力抑制による売電収入の減少リスクや、用地取得に伴う固定資産税の変動、不動産価値の毀損リスクがあります。地熱発電事業については、開発に長期間を要し、蒸気や熱水の噴出量が計画通りにならないリスクや、連系時期の不確実性、建設コストの増加などが懸念されています。 小売電気事業では競争が激化しており、新規参入事業者の増加により、電力購入価格の上昇と販売価格の下落がリスクとなる可能性があります。また、顧客の解約リスクがあり、顧客獲得競争が激しくなっています。 ディーリング事業では市場環境に左右されやすく、市場規模の縮小や取引コストの上昇、競争の激化が収益低下を引き起こすリスクがあります。市場の流動性が低下した場合や予期せぬ事態が発生した場合、事業活動に大きな影響を与える可能性もあります。 事業規模拡大に伴い、特に小売電気事業では顧客数の増加により電力仕入れや支払い手数料が増加し、費用が先行する傾向があります。また、事業規模の拡大に伴い、システム障害やセキュリティリスク、自然災害による事業継続リスクも増大します。 人材育成とDX推進の遅れも課題となっています。DXを推進するためのシステム人材の拡充が求められ、外部登用や社内人材の活用が必要です。 アセット型事業からノンアセット型事業への転換には、新たな収益モデルの構築が必要です。この過程で、一時的な収益の減少やコストの増加がリスクとなります。 繰越欠損金が多額であり、評価性引当金を設定しているため、繰延税金資産の回収可能性の見直しが業績を悪化させる可能性もあります。 これらの弱みに対して、アストマックス株式会社は事業効率化やコスト削減、リスク管理体制の強化、人材育成などを進めることで、事業の安定性と収益性の向上を目指しています。