7222 日産車体

日産車体株式会社は、自動車関連事業を中心に、乗用車や商用車、小型バスの製造を行い、部分品や車体、特別架装にも取り組んでいます。また、日産自動車株式会社の連結子会社として、同社に自動車を販売し、エンジンなどの部分品の供給を受けた上で製造・販売を行っています。 自動車関連事業以外では、生産設備の製作や施工、維持管理を含む設備メンテナンス、情報システムの構築や保守運用といった情報処理業務、人材派遣事業なども展開しています。 国内には複数の子会社があり、それぞれの分野で事業を担っています。日産車体九州株式会社では自動車の製造を受託し、日産車体マニュファクチュアリング株式会社では自動車用部分品を供給しています。さらに、株式会社オートワークス京都は自動車の特別架装を、日産車体コンピュータサービス株式会社はシステムやプログラムの開発・保守を行い、株式会社プロスタッフでは人材派遣を手掛けています。 事業の流れとしては、親会社である日産自動車株式会社からエンジンなどの部分品を受け取り、それを基に自動車を製造し、日産自動車株式会社へ販売しています。また、「勝ち上げ」と呼ばれる顧客のニーズを商品に反映する取り組みを通じ、魅力的な商品の創出に注力しています。これにより、生産台数の増加と売上の向上を目指しています。 技術開発面では、新型フレーム車への技術導入を完了し、衝突被害軽減ブレーキをはじめとする先進安全装備を自社の生産車に採用しています。 同社の中期経営計画（2023-2027）では、「商用車やプレミアムカー、特装車、サポート事業を通じて社会に貢献し、顧客にとって唯一無二の存在となる」ことを目標としています。その実現に向け、持続可能な企業基盤の構築、魅力的な商品の開発、そして独自性のさらなる進化に重点的に取り組んでいます。