7250 太平洋工業

太平洋工業株式会社は、1930年8月に小川宗一によって設立された太平洋工業合名会社を起源とし、自動車用バルブコアの生産から事業を開始しました。その後、1938年4月に株式会社に改組し、航空機および自動車用タイヤバルブ、バルブコアなどの製造を開始。1946年8月には自動車用プレス製品の製造も開始しました。現在では、自動車部品を主力事業とし、プレス・樹脂製品事業とバルブ製品事業を二つの柱として展開しています。プレス・樹脂製品事業では、自動車用プレス金型などを製造・販売し、バルブ製品事業では、タイヤ用バルブ、バルブコア、TPMS（タイヤ空気圧監視システム）製品などを扱っています。その他、情報関連事業等のサービス事業も展開していますが、売上高は比較的小さいです。 同社は、グローバルに事業を展開しており、韓国、中国などに複数の連結子会社を持っています。これらの子会社では、タイヤ用バルブ、バルブコア、空調用バルブ関連製品、TPMS製品、自動車用プレス金型などの製造・販売を行っています。また、同社は、東大垣工場に開発センターを稼働させ、開発・生産技術の一体的な研究開発と新規事業創出を図るなど、技術開発にも力を入れています。