7544 スリーエフ

株式会社スリーエフは、コンビニエンスストアの経営とフランチャイズ店の経営指導を主な事業とする企業です。1982年に設立され、1988年にはPOSシステムの実験を開始しました。1997年には株式を店頭登録し、2000年に東京証券取引所市場第二部に上場しました。2016年4月には株式会社ローソンと資本業務提携契約を締結し、「ローソン・スリーエフ」ブランドでの店舗展開を始めました。 同社は、「個店力強化」と「加盟店経営の安定化」を重点戦略として掲げ、持続的な成長と企業価値の向上を目指しています。中長期経営計画では、個店平均日販と加盟店利益の継続的な向上を最重要指標とし、2027年2月期には経常利益10億円以上、親会社株主に帰属する当期純利益3億円以上を目標としています。 コンビニエンスストア業界では業態を超えた販売競争が激化し、店舗運営コストの増加が課題となっています。こうした環境の中で、同社は店舗の改装やローソン・スリーエフ独自商品の販売促進を通じて、収益性の向上を図っています。また、新型コンビニフォーマット「gooz」の直営店運営も行っており、地域社会の豊かな暮らしと幸福への貢献を目指しています。 連結子会社である株式会社エル・ティーエフは、「ローソン・スリーエフ」のチェーン本部として、フランチャイズ方式の加盟店に対する経営指導と直営店の運営を行っています。2024年2月29日現在、従業員数は連結で114人（平均臨時雇用者数121人）、単体で36人（平均臨時雇用者数35人）です。 同社は環境問題や人権問題といった社会課題にも取り組んでおり、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。また、人材の多様性を確保するため、正規雇用における女性割合の向上や、働きやすい職場環境の整備改善に取り組んでいます。