7749 メディキット

メディキット株式会社は、医療機器の製造と販売を主な事業とする企業グループです。1971年に中島医療用具製作所として発足し、輸血・輸液用留置針の製造を開始。その後、人工透析用留置針の製造を目的にメディキット株式会社（現東郷メディキット株式会社）を設立しました。同社は、国内初のフッ素樹脂を用いた一体血管留置針を開発するなど、技術力を強みとしています。 同社グループは、人工透析類、静脈留置針類、インターベンション類という3つの主要製品群を展開しています。人工透析類では「ハッピーキャス」という製品名で、穿刺時の苦痛が少なく血管を傷めない針を提供しています。静脈留置針類では、輸血・輸液に使用する針を製造・販売し、「スーパーキャス」という誤刺防止機能付きの留置針を市場に投入しています。インターベンション類では、カテーテルシステムを用いた血管造影や血管内治療に使用するシースイントロデューサーやカテーテルを製造・販売しています。 同社グループは、製品の開発から生産、販売、物流まで一連の流れをグループ連携強化を通じて、市場ニーズを捉えた製品をスムーズに市場へ投入することを目指しています。さらに、安全性と新商品提供を重視し、品質保証や安全管理体制を構築して、既存製品の改善・改良にも取り組んでいます。また、グローバル展開を重要な戦略分野として位置付け、海外薬事への対応も進めています。生産体制については、技術力と生産能力を最大限に活かすため、品質管理とコスト管理を行い、競争力強化に努めています。