7752 リコー

リコーは、デジタルサービス、デジタルプロダクツ、グラフィックコミュニケーションズ、インダストリアルソリューションズという4つの事業セグメントを基盤に、グローバルで事業を展開しています。これらの事業は、日本をはじめ、米州、欧州・中東・アフリカ、中華圏・アジアなど、世界約200の国と地域で実施されており、多岐にわたる市場ニーズに対応しています。 デジタルサービス事業は、顧客の業務プロセスを変革し、新たな価値を提供することを目指しており、オフィスサービス事業やオフィスプリンティングが中核となっています。デジタルプロダクツ事業では、複合機や関連デバイス、アプリケーションを提供し、企業のデジタル化を支援しています。グラフィックコミュニケーションズ事業は、プロダクションプリンターや産業用プリンターを通じて商業印刷分野をサポートし、インダストリアルソリューションズ事業では、サーマルペーパーや産業用光学部品などを製造・販売しています。 リコーは、「はたらく人の創造力を支え、ワークプレイスを変えるサービスを提供するデジタルサービスの会社」への変革を目指しています。そのため、M&Aや合弁会社の設立を通じて新たな事業領域の拡大に取り組んでいます。また、研究開発にも注力しており、グローバルな拠点間連携を深めながら、市場ニーズの把握や技術開発を進めています。オープンイノベーションの一環としてスタートアップ企業との協業も積極的に行い、革新的な技術やサービスの創出を図っています。 さらに、リコーは知的財産権の獲得を通じて技術的な独自性を保護し、競争優位性を強化しています。株主価値と企業価値の最大化を目指し、総還元性向50%を目標に配当と自己株式取得を組み合わせた株主還元を行っています。また、人材育成にも力を入れ、「自律」「成長」「“はたらく”に歓びを」という方針を掲げて、人的資本施策を推進しています。 これらの取り組みを通じて、リコーは多様な市場ニーズに応えつつ、持続的な成長と社会的価値の創出を目指しています。