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井筒屋


決算月:
2月
業種:
百貨店
Note

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井筒屋 位置情報

11,000 円(税込)/


プレミアムプラン

27,500 円(税込)/


株価指標(β版)

前日終値 (06/13 時点)427.00(+7)
PER(予)7.0
PBR(実)0.40
ROE8.7 %
ROA2.25 %
時価総額4,902 百万円

井筒屋 オルタナティブデータ

従業員数

データ粒度:month

従業員数


従業員数

データ粒度:month

従業員数(子会社を含む)


位置情報

データ粒度:day

店舗総滞在時間


位置情報

データ粒度:day

店舗毎の平均滞在時間


位置情報

データ粒度:day

店舗総滞在人数


位置情報

データ粒度:day

店舗毎の平均滞在人数


位置情報

データ粒度:day

店舗数


位置情報

データ粒度:day

一人当たりの平均滞在時間


井筒屋 株主総会議案データ

井筒屋について

強み

井筒屋グループの強みは、長年の歴史と地域に根ざした百貨店としてのブランド力と、多様な事業展開にあります。 百貨店業では、「百貨店らしさの追求」を基本方針として、高額品や食料品など特定のカテゴリーに強みを持っています。さらに、売場づくりや商品力、販売力、サービス力の強化を通じて、他の商業施設と差別化を図り、本店と山口店の売場改装を実施することで、地域顧客のニーズに応え、収益力を強化しています。 友の会事業においては、前払式の商品販売の取次を行い、安定的な顧客基盤を有しています。 人財面では、女性従業員の割合が高い点(67.0%)を活かし、女性活躍推進を重要視しています。特に、管理職における女性の割合を2030年までに40%に引き上げることをKPIに設定しています。また、若手社員の活躍を推進し、次世代リーダーの育成にも力を入れています。 サステナビリティへの取り組みも強化しており、「井筒屋サステナブルアクション」を構築し、環境(E)、社会(S)、ガバナンス(G)の観点から持続可能な社会の実現に向けた活動を推進しています。 内部統制面では、リスク管理体制を整備し、内部統制委員会やサステナビリティ委員会を通じてリスクの評価・管理・対策立案を行っています。 財務面では、有利子負債の管理や繰延税金資産の回収可能性を慎重に検討し、健全な財務状態を維持しようと努めています。 顧客との関係性においては、地域のお客様との関係を重視し、顧客ニーズに応じた商品やサービスを提供しています。店舗のリニューアル工事やシステム投資を通じて、店舗価値の向上にも取り組んでいます。

弱み

井筒屋グループにはいくつかの弱みがあります。まず、商圏動向に依存している点が挙げられます。主に北部九州や山口地域で事業を展開しており、これらの地域の気候状況や景気動向、消費動向、新規大型商業施設の参入などに影響されやすい状況です。これらの要因は業績に直接的な影響を与える可能性があります。 次に、売上高の伸び悩みも課題です。売上高は横ばいで推移しており、代理人取引を総額に置き換えた場合でも、売上高の増加はわずかにとどまっています。 収益性についても問題があります。営業利益や経常利益が減少傾向にあり、目標とする営業利益率や経常利益率には届いていない状況です。 さらに、連結子会社に債務超過の企業が存在する点も財務面での課題となっています。株式会社山口井筒屋と株式会社レストラン井筒屋が債務超過の状態であり、グループ全体の財務状況に影響を及ぼす恐れがあります。 金利変動リスクも抱えています。グループは有利子負債を抱えており、金利が変動すると経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。 また、繰延税金資産に関するリスクも存在しています。将来の課税所得が予測と異なる場合、繰延税金資産の回収可能性が低下する恐れがあり、それが財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 人材面では、女性従業員の割合が高い一方で、管理職における女性の割合はまだ十分に改善されていない状況です。また、育児休業取得対象の男性従業員がいないことも課題として挙げられます。 固定資産の減少も問題です。総資産が前年に比べて減少しており、主に有形固定資産(建物や構築物)の減少が影響しています。この点は、将来の成長に向けた投資が不足している可能性を示唆しています。 最後に、リスク管理体制の強化が必要です。リスク管理委員会は設置されていますが、さらなる体制強化が求められています。 これらの弱みを克服するためには、経営戦略の見直しや新たな施策の実施が重要です。