8550 栃木銀行

栃木銀行グループは、地域金融機関として、預金、貸出、有価証券投資などの銀行業務を中心に、リース、信用保証、カード事業、再生可能エネルギー発電販売など幅広い事業を展開しています。「豊かな地域社会づくりに貢献し、信頼される銀行を目指します」という経営理念を掲げ、地域社会の発展に寄与することを目指しています。近年では、人口減少や高齢化、キャッシュレス化の進展、デジタル化など市場環境の変化に対応し、従来の銀行機能だけでなく、地域社会の課題解決にも積極的に取り組んでいます。 長期ビジョンとして、「『リレーション』と『ソリューション』で、地域の未来を共創する企業グループ」を掲げ、顧客との関係を強化し、課題解決能力の向上を目指しています。そのため、収益力の強化、組織体制の強化、人的資本投資の強化という3つの基本戦略を推進しています。また、SDGs・ESGの観点を経営に取り入れ、環境や地域社会、経済への影響を考慮した取り組みを進めています。これにより、持続可能な社会の実現と企業価値の向上の両立を目指しています。 従業員に対しては、自律型人材の育成を重視し、多様な人材が能力を発揮できる職場環境づくりを推進しています。研修プログラムの実施や、業務を通じたチャレンジ機会の提供など、職員の成長を支援する施策を展開しています。また、職場環境の改善や働きがいのある会社づくりに注力し、従業員エンゲージメントの向上にも努めています。 連結子会社には、事務代行、カード業務、リース業務、金融商品取引などを行う企業が含まれており、グループ全体で幅広い金融サービスを提供しています。リスク管理体制についても、ALM委員会や市場運用委員会を設置し、各種リスクの評価とコントロールを行っています。また、大規模災害などの不測の事態に備え、業務継続計画を策定し、安定したサービスの提供に努めています。