8622 水戸証券

水戸証券株式会社は、1921年に「小岸商会」として創業し、1944年に丸水証券株式会社と合併して現在の商号となりました。東京証券取引所プライム市場に上場しており、主な事業内容は金融商品取引業です。顧客の資産形成をサポートし、ライフプランの実現に貢献することを経営ビジョンの一つに掲げています。具体的な事業としては、株式や債券などの有価証券の売買の仲介、投資信託の販売、ファンドラップの提供などを行っています。また、地域社会の発展にも貢献するため、社会貢献活動や地域課題の解決にも取り組んでいます。 近年では、デジタル技術を活用したサービスの向上や業務効率化にも注力しており、タブレット端末と社内システムの連携強化やRPAの導入を進めています。さらに、「資本コストと株価を意識した経営」を推進し、企業価値の向上にも努めています。サステナビリティを考慮した経営も重要な課題として捉え、企業価値の向上に取り組んでいます。 経営状況については、2023年12月期の決算で、実質GDPが過去最高を更新し、株価も上昇したことから、受入手数料が増加し、当期純利益も増加しました。顧客の預り資産も順調に増加しており、1兆4,000億円超となっています。自己資本比率は57.8％、自己資本規制比率は686.0％となっています。