強み

マネックスグループの強みは、グローバルに分散した顧客基盤を有していること。主要セグメントである日本、米国、クリプトアセット事業セグメントにおいて、取引の根幹をなす基幹システムを内製開発・自社保有していることが挙げられます。また、高度な専門性を有する社外取締役を多く配置し、取締役会における意思決定の妥当性・適正性を確保しています。リスク管理においては、統合リスク管理規程を定め、リスク管理統括責任者が定期的に取締役会に報告することで、リスク管理を行っています。さらに、NTTドコモとの資本業務提携により、従来得難い大きな成長機会を掴むことができました。組織エンゲージメントサーベイを毎年実施しており、測定結果を分析し、適切な施策を導入することにより、役職員の定着率の向上と健全な職場環境の醸成に役立てています。

弱み

マネックスグループの弱みとしては、経済環境や相場環境の状況等によって業績が大きく変化することが挙げられます。市場リスクがあり、市場における価格の変化により有価証券等の公正価値や将来のキャッシュ・フローが変動するリスクに晒されています。外国為替リスクにも晒されており、海外事業への外貨建て有価証券投資に関連する為替変動リスクがあります。また、金利リスクがあり、長期的な資金調達に関して金利変動リスクに晒されています。情報セキュリティリスクがあり、サイバーセキュリティに対する脅威から顧客の情報や資産を守る必要があります。内部統制システムを整備していますが、グループ全体にわたる適正な業務の遂行を確保するために、内部統制システムの充実及び強化に努める必要があり、システムリスクとして、基幹システムの不具合、処理能力不足、通信回線の障害などによりシステムの機能不全に陥った場合には、事業運営に重大な支障が生じるおそれがあります。