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グラッドキューブ


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グラッドキューブについて

強み

グラッドキューブの強みは、SaaS事業、マーケティングソリューション事業、SPAIA事業という3つの事業セグメントを柱に、多角的なデジタルマーケティング戦略を展開している点です。SaaS事業では、自社開発のSiTestというツールを基盤に、ウェブサイトの分析からコンサルティングまで一貫したサービスを提供しており、顧客のデジタルマーケティングを包括的に支援する体制が整っています。マーケティングソリューション事業では、インターネット広告運用代行で培ったノウハウと、業務提携先への人材派遣、動画制作などのクリエイティブ制作を組み合わせることで、顧客の広告効果を最大化するソリューションを提供しています。SPAIA事業においては、プロ野球などの試合データや競馬予想AIを活用した独自性の高いサービスを展開しています。 同社は、人材育成にも力を入れており、組織目標と個人目標のベクトルを合わせることで、社員一人ひとりが自走し、必要な決断ができる状態を目指しています。多様性を受け入れ尊重する企業文化を持ち、ジェンダーによる賃金差がなく、公平なキャリアパスが提供されています。様々な国籍やバックグラウンドを持つ社員が在籍しており、組織の活性化にもつながっています。 経営面では、売上成長率と経常利益を重視しており、M&Aも視野に入れた事業拡大を積極的に進めています。また、経営上の意思決定を迅速に行うために、主要なKPIや財務数値をタイムリーに把握できる体制を構築しています。主要取引先への依存度を下げるために、仕入先の多角化にも取り組んでいます。 さらに、情報セキュリティのリスク対応強化にも注力しており、優秀な技術者の確保や社内教育によって、外部からのシステム侵入や情報漏洩のリスクを低減するよう努めています。法的規制の変化にも対応するため、法令チェックリストを整備し、広告制作担当者などが慎重に確認を行う体制を整えています。これらの取り組みを通じて、同社は事業継続のためのリスク管理体制を強化しています。

弱み

グラッドキューブの弱みとして、まず特定の仕入先への依存度が挙げられます。同社は主要な取引先3社に依存しており、これらの企業の経営方針や販売戦略の変更、取引条件の変更などが、同社の事業や業績に影響を与える可能性があります。このリスクを軽減するため、同社は他社からの仕入れ拡大に努める方針です。 また、同社はインターネット関連の法規制のリスクにも注意が必要です。特定商取引に関する法律や不正アクセス行為の禁止等に関する法律など、インターネット取引やソーシャルメディアに関する法規制が強化された場合、事業に制約を受ける可能性があります。さらに、インターネット広告においては、不当景品類及び不当表示防止法や著作権法など、さまざまな法的規制が存在し、広告主がこれらの法律に違反した場合、同社の社会的信用が失墜する可能性もあります。同社は、法令チェックリストを整備し、広告制作担当者などが慎重に確認する体制を整えていますが、法的リスクは常に存在します。 さらに、システムトラブルのリスクもあります。同社のサービスはクラウドを介して提供されており、インターネットの通信ネットワークやインフラに依存しています。自然災害や事故、プログラム不良、不正アクセスなどによってシステム障害が発生した場合、同社の財政状態や業績に影響を与える可能性があります。グーグルやアマゾンのクラウドプラットフォームを利用してシステムトラブルを回避するよう努めていますが、リスクを完全に排除することは困難です。 加えて、個人情報の漏洩リスクも存在します。同社は、個人情報保護法の適用を受ける顧客の個人情報を取得する場合があります。情報管理には万全を期していますが、外部からの不正アクセスや業務上の過失によって情報漏洩が発生した場合、社会的信用が失われる可能性があります。 また、知的財産権侵害のリスクもあります。同社は、第三者の知的財産権を侵害しないよう注意を払い、社内研修や専門弁護士への相談体制を構築していますが、万が一侵害した場合、損害賠償請求や使用差止請求などが発生する可能性もあります。これらのリスクに対して、コンテンツ事業者向けの保険に加入し、損害額の減少に努めています。 SPAIA事業においては、減損損失を計上しており、営業活動から生じる損益が継続してマイナスとなる見込みであることが示されています。これは同事業におけるサービス展開の課題を示唆していると考えられます。また、データサプライヤーとの契約解除リスクも存在し、契約更新が拒否されたり、契約が解除されたりした場合、コンテンツ提供や収益に影響を与える可能性があります。 これらのリスク要因に加えて、人材の不正行為や否定的な風評によって顧客離れが生じる可能性も指摘されています。