9687 ＫＳＫ

株式会社KSKは、1974年5月に設立された総合情報サービス提供会社です。当初は溶接機とその部品の輸出入販売を行っていましたが、1979年に事業内容を現在の形に変更し、社名を国際システム株式会社に改めました。 同社の事業は、主にシステムコア事業、ITソリューション事業、ネットワークサービス事業の3つのセグメントで構成されています。システムコア事業では、運転支援システム向けのCMOSイメージセンサーや、CASE（コネクテッド、自動化、シェアリング、電動化）関連の組み込みソフトの開発に注力しています。ITソリューション事業では、AI分野の研究開発を推進し、ネットワークサービス事業では、通信・コンピュータ関連システムの構築、運用、保守などを行っています。 2024年3月31日時点で、従業員数は連結で2,461名、臨時雇用者数は平均36名です。また、KSK労働組合には1,501名の組合員がいます。 同社は「健康経営」を重要課題として掲げ、2014年には「健康経営宣言」を発表しました。その結果、「健康経営銘柄」に6年連続で選定され、「健康経営優良法人（ホワイト500）」にも8年連続で認定されています。また、人材育成のために、「KSKカレッジ」という独自の教育研修機関を設けています。 創立50周年を迎え、同社は次の100年に向けて中期経営計画「Blue Wind ChapterⅡ」を策定し、事業の強靭化と再生に取り組んでいます。品質向上にも力を入れ、「かがやきプロジェクト」や「全社技術力向上委員会」を通じて、技術力と品質の向上を目指しています。 さらに、情報セキュリティ対策として「KSK-CSIRT」を設置し、外部からの攻撃に対する防御体制を強化しています。災害や感染症への対応として、事業継続計画（BCP）を策定し、従業員の安全確保と事業継続に必要な体制整備を進めています。