保険代理店に対する行政処分の実態と見通し:ネクステージとFPパートナーのケース分析
要旨
金融庁が近年強化している保険代理店への監督姿勢を背景に、中古車販売大手のネクステージ(証券コード:3186)と独立系保険代理店のFPパートナー(証券コード:7388)に対する行政処分が検討されている。本稿では両社への想定される処分内容と影響、業界全体への波及効果を分析する。
ネクステージには「全国一律で最大3か月の保険新規募集停止+業務改善命令」のダブル処分が有力視される。再発・隠蔽の度合い次第では登録取消の可能性も排除できない。
FPパートナーは「業務改善命令+過料」が中心となる見込み。便宜供与の実態解明が不十分な場合、特定商品(生命保険)の募集停止が付帯する可能性がある。
両社とも改善計画の提出と四半期報告が義務化され、未達の場合は追加措置(業務停止延長・取消)が視野に入る。
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