日本調剤の非公開化報道とTOB価格の推察
非公開化プロセスの最新状況
調剤薬局大手の日本調剤(東証プライム: 3341)は、企業価値向上策の一環として株式非公開化に向けた入札プロセスを進めていることを4月15日に認めました。同社株価はこの報道を受けてストップ高となり、前日比400円高(+23%)の2,136円で取引を終えています。これはMergermarketの英文記事で一次入札の開始が報じられたことを受けた開示で、「様々な経営戦略上の可能性を検討しており、その一環として当該プロセスを実施していることは事実」とコメントされています。
一方で具体的な進捗(一次入札の結果など)については現時点で決定事項はないとし、5月14日の決算説明会でも笠井社長は詳細コメントを控えました。市場では既に一次入札が完了し、複数の投資ファンドが名乗りを上げたとの観測報道もあります。今後、買収候補の選定に向けた二次入札以降のプロセスが進むものと見込まれます。
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