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王将フードサービス
決算月:
3月
業種:
中華王将フードサービス オルタナティブデータ
王将フードサービス 株主総会議案データ
王将フードサービスについて
強み
王将フードサービスの強みは、長年培ってきた現場力を活かしたQSC(クオリティ、サービス、クレンリネス)の基礎的レベルの高さにあります。これにより、顧客からの支持を得て、店内飲食やテイクアウト&デリバリーが好調に推移し、26か月連続で過去最高売上を更新するなど、業績を拡大しています。また、積極的な販売促進策や、商圏・立地条件に応じた店舗タイプの検討、売上予測の精緻化など、投資効率を高める努力も行っています。さらに、直営店とFC加盟店が一体となった取り組みや、FC加盟店への調理指導、衛生管理の強化など、チェーン全体の品質向上にも努めています。これらの施策により、FC加盟店の売上も好調に推移し、チェーン全店売上高は2年連続で1,000億円を超えています。
弱み
王将フードサービスが事業を行う上で考慮すべきリスクとして、食材の安全性や価格変動、食中毒、個人情報漏洩などが挙げられます。食材に関しては、産地や輸送経路での事件・事故、異常気象による品薄や価格高騰、豚コレラや鳥インフルエンザなどのリスクがあります。また、食中毒や異物混入などが発生した場合、営業停止や社会的信用の低下を招く可能性があります。個人情報に関しては、「餃子の王将公式スマホアプリ」のリリースによって顧客のデジタル情報が増加傾向にあり、情報漏洩による業績への影響が懸念されます。これらのリスクに対して、同社はリスクマネジメント体制を構築し、予防策や対応策の策定、実行状況の確認などを行っています。また、個人情報保護法に基づいた社内規程の整備や、高度なセキュリティ対策の実施など、リスク発現可能性の軽減と損失の最小化に努めています。